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気まぐれphoto日記


ちっともうまくない写真でも、続けていけば何かの記録になるのかな・・・
by しろやぎとみぽりん
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はなちゃんのおみそ汁~後記

自分がしている事、してきた事を世間に広く公開(Webだったり著書だったり)すると、必ずと言っていいほど反響があり、称賛してくれるパターン、ご指摘くださるパターン、批判されるパターン。。いろいろあります。

「はなちゃんのみそ汁」もご多分にもれず、検索するとそれなりにでてきます。

検索は批判の部分が前面に出てくるので、そのうちの一部は読みました。
でもね。。なんか読むのに疲れちゃったので、途中でやめました。


多分、「ご指摘」「ご批判」には‘ん。。それは確かに一理あるかも’と思える事もあるかも知れませんが、過去を振り返って検証すれば誰でも言えるのでは?と思います。


命にかかわる事態に直面している時に、いろいろな情報や自分自身の感情が渦巻く中で、誰がどんな時でも冷静に正しい判断が出来ると言いきれるのでしょうか?

心がある人間だからこそ、時に判断を誤ってしまう事があるのだと思います。
でも「その時」は、誰も自分が間違っているとは思わないはず。
いつだって気がつくのはあとで振り返って冷静に思い返した時なのです。


「その時」に直面して苦しみ悩んでもいない他人が、後で振り返って批判を連ねることより、

 『私はこの病によって、そんなに長くは生きられないかもしれない』

一度は絶望の淵に立たされても、命を授かり、愛する家族のために精いっぱい共に生きる努力をし続けた一人の女性の、生まれた時には既に病と闘う母を持ちながら、あふれる愛情とその思いをしっかり受け止めてたくましく成長して行く一人の女の子の、そして最愛の妻のたび重なるガンの再発にも、共にその困難に立ち向かい、全力でサポートし続けた一人の男性の。。3人が紡ぐ一つの家族の愛の物語。

私はこの一冊をそう捉えます。

事の細部を検証して批判し、当事者の方たちを傷つける為のお話じゃない。


はなちゃんのお母さんが、はなちゃんをどれだけ深く愛し、最愛の娘を残していかなければならない母として何が出来るか、真剣に考え最期まで全力で生き続けた一人の女性の事を、はなちゃんに伝えたいと願うお父さんの思いが詰まった物語だと思うのです。


そして私はこの本を読み返しては、家族3人のあふれる愛情の深さ・温かさに、心を揺さぶられるたびにこみ上げるものを抑えきれなくなるのです。



by pure_white_yuki27 | 2015-12-13 17:20 | つぶやき